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ホー・チ・ミン

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ホー・チ・ミン

1890年5月19日生まれ。
ホー・チ・ミンは植民地時代からベトナム戦争時代までの間、ベトナム革命を指導し、ベトナム民主共和国初代大統領に就任した人物です。
ホー・チ・ミンはベトナムのゲアン省の貧しい儒学者の子に生まれます。
1917年にパリに移りますが、この年に起こったロシア革命は当時のホー・チ・ミンの思想に大きな影響を与えることになります。
ホー・チ・ミンの名を一躍有名にしたのは、ヴェルサイユ会議に愛国者団を代表して出席し、8項目からなる「ベトナム人民の要求書」を提出したことです(しかし、ヴェルサイユ会議でこの要求が採択されることはありませんでした)。
1945年、ホー・チ・ミンは全国民に総蜂起を呼びかけ、翌1946年3月にハノイ暫定協定を成立させてフランスにベトナムの独立を認めさせました。これが有名な「ベトナム革命」です。
しかし、フランスに変わって次はアメリカがベトナムに進出する動きを見せ始めました。アメリカはベトナムに対して強力な爆撃攻撃と50万人もの大軍を投入します。しかし、この行為が逆に国際世論の批判を買い、当時のアメリカ大統領ジャクソンは退陣に追い込まれることになります。
アメリカに撤退の動きが見え始めた1969年、ホー・チ・ミンは突然の心臓発作にみまわれ79歳の生涯を閉じてしまいます
ホー・チ・ミンは腐敗・汚職に無縁で禁欲的な指導者であり、その飄々たる風貌で、現在でも民衆に愛されています。